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日記を書くこと

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日刊ハトさん」は、はとのくそ(ハンドルネーム) さんが、ほぼ日手帳やメモ帳に書いた日記を撮影した写真をアップロードしている Tumblr。目の前のできごとを冷静に観察するまなざしや、ごはんがおいしそうな素敵なイラストもすごいけど、なによりもここまで自分の気持ちを書けてしまうんだ、という文章の正直さに胸をうたれる。文字が手書きだというのも、書体に整形されていない言葉が見えるような気がしてしまう。同じ日を一緒に過ごした人たちの似顔絵には、その人たちへの愛情が感じられるし、写真にうつりこんだ手帳を持つ指先を見ると、インターネットの向こうにちゃんと人がいるんだなあという不思議な感覚がある。はとのくそさんは実は同じ会社で顔をあわせて働いている方なんだけど、それでもそう思ってしまう。

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自分が書かなければおそらく誰かが書く日記」は、匿名で日記を書くことができる、誰かが作ったウェブサービス。1日にひとつの日記しか書けず、さらに明日の0時をまわるまでは誰でも編集することができる。だから、いま読んでいる日記は数時間後に消えてしまうかもしれないし、誰かに追記や改変されてしまった嘘なのかもしれない。でも、日記を書くということ、気持ちを言葉にするということは、そのこと自体がどこまで本当なんだろうとも思う。この日記が好きでよく読んでいるけど、前後のページへ移動するリンクがなくて不便なので、ページャを表示する ユーザースクリプト を書きました。

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sa」は、いったい誰が書いているのか僕は知らない。文体が似ている「to」と関連があるのかな?と勝手に思っているけれど、この Tumblr にはどこにも説明がないし、誰が書いているのかというのも別に明らかにする必要はないのかもしれない。ただ、誰かが何かと必死に戦っていて、日記を書くことが、気持ちを言葉にすることが、正直な本当の文章を追求することが、もしかすると自分を助けることがあるのかもしれないと、希望を持てるような日記がある。11px の小さい文字のかたまりに、何度も心を揺さぶられてしまう。